◎きょうだい児支援の必要性

きょうだい児支援は障害児の「障害」や「症状」が分からず、不安を抱えているそうです。他にも親のかかわり方の不満や友人との関係で悩みがあることを知りました。自分のきょうだいのことを隠した(隠したい)という後ろめたさから罪悪感を感じるなど、きょうだい児は様々なストレスがあることが指摘されています。

一方で、障害児がいることで肯定的な影響もあります。きょうだい児は年齢以上に精神的に成熟し、強い責任感をもつ場合や将来的に援助専門職に就くことが多いそうです。障害児を「大事な人」と位置づけ、「長所を見つけたい」とプラスに考える傾向になるようです。

障害児をきょうだいにもつことは否定的な側面だけではなく、多くの肯定的な側面もあるようですね。きょうだい児の肯定的な側面をのばしていく支援が必要になることも分かりました。

障害児もきょうだい児も一人の人間です。きょうだい児は健常だからできて当たり前ではなく、どのような小さなことでもできたことを一緒に喜び、辛かったことにはゆっくりと耳を傾ける。そのような些細なことだけど貴重な時間を大切にしたいと思います。

10年後、本人、きょうだい児、保護者自身はどのような生活をしているのか。していたいのか。将来を見通しながら今を考えることが大事であることに改めて気付くことができました。